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うつ状態になって半年が経ちました。

これは中等症のうつ状態ですね、と言われて半年強が経ちました。うつ状態というのが未だによくわかっていないのですが、どうやらそういうものがあるらしく、病まではいってないのかなんなのかは不明です。キツい時期もあったのですが、ようやく自分の口で語れるくらいの状態までに戻ってこれたので、公にすることにしました。
僕の知るうつと実際になったうつにギャップがあったので、改めてこういう症状が出たよという共有や、潜在的なアラートなど、少しでも多くの人にうつを知ってもらえたり、同じ症状の人と気持ちを分かち合えたらと思い、このブログを書きました。
現在はまだ治療を続けています。治療と言っても定期的な状態確認と投薬だけなので、そんな大袈裟なものではないです。

どうしてうつになった?

そもそも、うつになった理由を簡単に説明します。
私の場合は複合的な要因が重なったと言われています。 事の発端は2020年8月になった化膿性関節炎という病気でした。原因は不明、度重なる高熱、2度の入院、3度の手術、半年以上の投薬治療と治るかどうかを右往左往する日々が続いていて、総じて高ストレスな状態が続いていました。
その最中に結婚し、子供を授かるというライフイベントや、突然の部署異動や転職など環境も変化していく中で、徐々に色々な症状が出てしまい、ある日働くのがキツいという状況まで陥りました。思えば、コロナ前と生活が真反対になっているので、それ相応に負荷もかかるよねという、言ってしまえば自業自得なところもあります。

こんな症状と経過でした

前置きが長くなりましたが、本題の具体的な症状と経過についてです。
1番最初は1年半くらい前で気分の落ち込みというか、虚無感みたいなものがありました。術後だったのでまあそういうこともあると思っていたし、その後に諸事情で突然部署が解散になったりして、今後どうしようかなとか悩み始めていたのもありました。この時点では、うつという自覚は全くなかったのと、最終的にここではやることやれたのでもう転職だなと、そそくさ転職をしていました。
転職先に移って最初に違和感を感じたのは、自分の情報処理能力が著しく落ちていると感じたことです。転職したばかりで情報量が膨大だったのもあったと思いますが、過去の転職では感じなかったくらい処理できず、おかしいなとも思っていました。でも、このタイミングでもうつという自覚はなかったです。ただ、これは短期的なものに留まらず、しばらくこの状態が続いていました。
そんなこんなで1ヶ月ちょっと仕事をしている中で徐々に耳に違和感が出てきました。イヤホンを痛く感じたり、人の声が割れて聞こえたりするようになったのです。さすがにやばいと感じました。一方で、こういった症状が出るのはイヤホンをして会議や日本語の音楽を聴いている時=言語処理を必要とする時がほとんどでした。イヤホンをヘッドホンに変えれば症状も緩和したことや、英語のレゲエミュージックみたいなノリだけで聴いている音楽の時は特に違和感もなかったので、一旦そのままにしてました。
言語処理という観点では、同時期に本もほぼ読めない状態になっていました。理解できるかどうかではなく、10分と活字を追ってられないくらいの状態になっていました。今思うとこれでよく仕事やっていたなと思うんですが、仕事の資料は10分程度で読めるだけ読んで、一呼吸置いてまた読むみたいな術を覚えて、なんとかやり過ごしていました。というよりは、転職早々で疲れもあるのかなとか、そんなこと言ってらんないわとか、妙なプライドが先行していました。プライド良くない。
他にも酒を少し飲んだらブラックアウトするみたいな事象も起きたりして、少しずつお酒から離れていたり、といったこともしていました。ただ、これも含めて疲れと疑わずにいたのも事実です。
そんなこんなで3ヶ月近くになる中で、徐々にやり過ごせなくなってきて、ある日画面を見ていて涙が出るようになりました。ああ、これはメンタルにきていたんだ、とこの時初めて気づきました。意外と認めると全部が楽になるというか、肩の荷が降りたというか、他の症状も含めてメンタルで片付けられたのでホッとしました。ちょうど1年前に入院をしていたこともあり、病だったらという不安もずっと持っていました。 だったら早く病院かかれなんですが、子供が産まれたばっかりして、やっぱりプライドが出てきていました。だからプライド良くない。
妻にも全てを話して、病院に行って、うつ症状という診断を受けて、休職→再転職となりました。
ちなみに今も含めて、死にたい、起きれない、寝れない、といった症状は1度もありません。動けなくみたいなこともなかったです。それでもうつではあるとのことで、疲れていると思ったら治らなくて気がついたらうつでした、ということもあると思います。

今の症状はどんな感じ?

2ヶ月子守以外は何もしない時期を過ごして、転職をしました。転職から4ヶ月、今のところ症状が酷くなることもなく、普通に働くことができています。
ただ、気分がどうとかではなく、無意識に防衛本能が先行して無駄に長い説明をしていたり、少し他者を攻撃的に見ている、といったことがあります。(気持ちと行動が伴ってなくて、とても辛いのですが、徐々に取り戻したいこと第1位です)
あとは、著しくスタミナが低いです。実は今年から毎日トレーニングをしているので、間違いなく体力は上がっているはずなのですが、どうも1日のスタミナが足りなくなります。カラダは元気なのに頭がスタミナ切れ、オーバーヒートしてショートするロボットみたいな感じが近いです。考える総量に限界があるような気もしています。うまく取り扱いたいのですが、なかなかうまく取り扱えない日もあって、難しいです。トレーニングはしているのにな、なんか悔しい(徐々に取り戻したいこと第2位です)
とはいえ、本も読めるようになってきたり、資料も長時間見ることができたり、会議も連続的に参加できたりということもできています。
以前の症状から総じて思っているのは、うつはメンタル的な要素もありますが、脳の病気なんだろうなと思っています。この動画の話がとても腑に落ちました。
薬で色んなことを制御されている感もありますし、本当怖いんですけど、まあなってしまったものなのでこれからもうまく付き合いながら、仕事をできたらいいなと思っています。

家庭と環境に助けられて生きられている

2ヶ月のお休みを経て、短期間で復帰してなんとかやれているのは、間違いなく家族の存在が大きいです。妻のサポートはもちろん、子供の成長には驚かされることばかりだし、一生懸命やっている我が子には負けられないと、自分を奮い立たせることができています。化膿性関節炎の闘病中は独り身で、本当に地獄だったので、家族がいることの素晴らしさを感じています。
そして、現職のTENTIAL(テンシャル)はコアタイムなしのフルフレックスな環境なので、自分の体調や家族と相談しながらうまく働くことができていると思います。DE&Iにも積極的に取り組んでいることで、心理的安全性を生んでいることもあります。多分、病のことは社長と一部の人しか知らなかったと思いますが、とにかく環境や制度にだいぶ助けられています。
ウェルネス事業に取り組んでいることから、自分自身もウェルネスにトライして病気と立ち向かうことができているので、前向きに闘病できています。とにかくこのタイミングでベストな環境に移れたのは幸運でした。
 
いつまで闘病なのかはわからないですが、仕事と並行しながら治せるよう、うまく付き合って行けたらいいなと思っています。私自身もこういう経験をしているので、将来的にこういった経験をされた方のサポートができるようなコーチングやカウンセリングができるように、治ったら勉強をしたいなとも思いました。
何より、TENTIALでの業務を通じて、1人でも多くの人にウェルネスな環境を提供できるように頑張っていきます。TENTIALのこと、詳しくお聞きしたい方はDMでも下記のmeetyでも、お気軽にご連絡くださいませ!
ということで、また経過が見えたらブログに書いていこうと思います。以上です。