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30代、柔術はじめました。
しれっとXのプロフィールを更新したんですが、最近ブラジリアン柔術を始めました。早くも色々良い影響もあり、前向きに楽しんでやってます。
しばらく日経クロストレンドの連載などもあり仕事のアウトプット続きだったので、カジュアルな投稿も兼ねて、なぜ今、なぜ柔術なのか意思表明込みで書きました。ただのライフログですがお付き合いいただけたら嬉しいです。
※前述すると昨今の芸能人の皆様が大会に出まくっていたこととは無関係です。
稼げないならと諦めたMMAの道。
元々は高校時代まで野球に打ち込んだ野球少年。でも自分の描いた夢に甲子園から先はなく、プレイヤーとしては高校で終わりにしました。一方で、自分のような小柄な体格の人が活躍しているスポーツで高みを目指したいという気持ちはもっていました。自分の中で同体格のヒーローは山本KID徳郁。大学受験を終えた日からMMAを始めました。
それなりに有名なジムに通い、当然プロになりたいと思って毎日のように練習に打ち込んで、それなりにできるようになったけど、当時は格闘技団体が軒並み潰れる冬の時代。ジムの先輩方から稼げない現実を嫌なほど聞いていたし、自分もそれを覆せる程の自信を持てませんでした。学生を卒業する前にプロ格闘家の道を諦め、学生時代にもうひとつの道として考えていたマスコミ業界で就職することにしました。激務のマスコミに行くということはMMAとおさらばすることだと、格闘技自体もやめました。
しかし、マスコミ業界での仕事に2年で見切りをつけ、24歳の時にスタートアップ企業に移ることにしました。マスコミの仕事は好きで誇りもありましたが、ずっと当事者で生きていた自分が客観的に伝え手としてスポーツと向き合うのがあまり性に合わなかったというところが正直なところです。だからまたMMAをやろうとも思っていました。年齢的にも第一線に行くにはラストチャンスかもしれないし、ちょうど当時住んでいた家の近くにKIDさん主宰のKRAZY BEEがあったのもあり、格闘技への熱は高まっていました。
格闘技に情熱を向けた矢先のアクシデント。
そんな矢先、趣味の草野球の試合で腕を骨折しボルトを入れるというアクシデントに見舞われました。さらに折れ方が良くなくボルトを抜けるような腕ではなくなり、この腕でMMAは無理だろうとその熱はサーっと消え、何もせずにMMAの再挑戦は終わりました。
でも、何かやりたいという気持ちはずっと持ち続けていて、例えばランニングにチャレンジし初フルマラソンでサブ4くらいまではやってみたものの、それ以上タイムを上げたいという気持ちが持てずに終わりました。また相変わらず野球は好きで草野球はやっていたけど、ボルト1つで感覚が全然違ってかつてのようにはできなくなり、スポーツへの情熱自体が無くなっていきました。
一方でボルトを取ることはリスクが大きいと主治医に止められ続けた結果、やり場のない気持ちから不摂生な生活が楽しくなっていく日々。しかし元々体が強い方ではなく、不摂生で生きていけるような人間ではなかったです。気がつけば、心身ともにボロボロで入院。その最中で副次的に5年連れ添ったボルトとおさらばすることができました。
カッコいいパパであるためのコンディションづくり。
気がつけば30代が迫る中、結婚をし、子供ができました。
父親になった時にこのままではまずいと、自己満になりますが敬愛するラッパーの般若さんのような「強くてカッコいいパパでありたい」というミッションを掲げました。
そんな中TENTIALに転職したことが、大きな転機となります。
まず、TENTIALのミッションは「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」です。その広報として最低限、健康に前向きであることを体現できないといけないと感じ、タバコや深酒などの不摂生な生活とおさらばし、朝5時に起きてトレーニングをするようになりました。朝のトレーニングは1日の生産性や集中力を上げる的な実感があったので、ポジティブに取り組めました。
加えて、TENTIALにはアスリートとして活躍しながら働いている社員もおり、彼らの高い健康意識にさらなる刺激を受けました。特に私の上司である舟山は限られた時間でハイパフォーマンスの仕事とトレーニングを両立し、サバットというフランス式キックボクシングで日本代表として活躍する超人です。
舟山が私の上司となったのが去年の年末あたりで、ちょうどトレーニングを毎朝やっていることのゴールが見出せなくなったマンネリ期と重なっていました。
毎年世界一を目指している上司を目の当たりにした時に、トレーニングも単純に何かやるだけなく、目標を持って打ち込みたい。また、その過程で自分のポテンシャルを引き出したい。たいそうだけど30代からでも何かに挑戦することで、TENTIALのミッションを体現するモデルケースの1つになれたらいいなとも考えるようになり、何か競技にチャレンジしようと思いました。
MMAでもがいて柔術にたどり着く。
結局、ボルトもなくなってトレーニングしたことにより基礎体力も戻ったので、MMAにもう一度チャレンジできる土壌が整ってました。ずっとMMAを中途半端にやめたことを引きずっていたのと、「強くてカッコいいパパになりたい」というミッションを成し得るための一つの要素になりうると思い、ジムに通い始めました。
しかしスタートアップで働き、育児もしてる中での限られた時間でのトレーニングでは、打撃、投げ、寝技と様々な練習を必要とするMMAの練習量として十分なものを確保するのは難しいと感じるようになりました。また、久しぶりのMMAで腰を痛めたり満足に練習ができない日々も続き、自分の描いている状態と実態の乖離がすごく、目標がどんどんぼやけていきました。
多分このままやっていても自己満で終わるし、「強くてカッコいいパパ」に到達しない。でも格闘技は好きで熱量を持って取り組めているから続けたい。格闘技に詳しい友人、知人に相談し、30代以降でも長く続けられ、高みを目指すことのできる柔術がいいのではないかという結論に達しました。
柔術は階級だけでなく、帯の色や年齢でもクラス分けがされており、生涯を通じて心身を鍛錬することで帯の色を上げることや、自分に合うクラスでいつまでも高みを目指すことができるため、いくつかのマイルストーンを立てながら、強くてカッコいいパパというミッションに到達できるんじゃないかというビジョンが見えました。
実はMMAを本格的にやっていた10年前も暑苦しそうという意識が低い理由で柔術だけは逃げていたので、ほぼ経験なし状態での挑戦でした。(こんなんだからMMAは中途半端に終わったんだと、柔術を始める時に気づきました)
柔術をはじめてから思うこと。
実際に今年の7月から柔術を本格的にはじめて3ヶ月ほど経ちました。
当初は道着への対応や柔術独自のムーブに適応できずに苦しんでいましたが、先生や仲間たちが丁寧に優しく教えてくれ、切磋琢磨していく中で少しずつ慣れてきました。そんな素敵なジムは下記なので、少しでも興味を持っていただいた方はぜひ無料体験にお越しください。
柔術は実際にやってみると臨機応変な対応力、先を読む思考力、仲間と共に研鑽することの協調性、日々の積み重ねの重要性など広報やビジネスの世界で大切なこともたくさん学べて仕事にも活きるいい競技でした。また、個人的には弊社のバリューとなっている「Dynamic」「Essential」「Buddy」が大事でTENTIALっぽい競技だなと感じています。柔術をやってみてどうなのかは書くと長くなるのでまた別の機会にします。
とりあえずは、年内に大会に出る予定を立て、週3日ペースで練習を積むことができています。
いつかは黒帯になりたいし、この前のV6の岡田さんじゃないけど、世界大会にもチャレンジしたい。細かい目標と壮大な夢を描けていて、いい塩梅で競技と向き合えています。このペースの練習を許してくれる家族と、チャレンジを応援してくれるTENTIALのBuddy(社員)の理解があってのことなので、周りにも感謝です。
※私だけでなく、みんな個人のチャレンジも寛容なので、公私共にバリバリやりたい方はぜひ弊社までお越しください。唐突の宣伝挟みます。
話を戻すと、朝も子供と一緒にソロドリル(柔術に必要な動きなどを交えたライトなトレーニング)をやって良い運動習慣ができていたり、練習やスパーリングの消費カロリーが半端なく、柔術を始めてからいい感じで6kgくらい体重が落ちたりといい副産物もあります。
体もバキバキになったり、疲れが溜まった時期もあったけど、今のところは健康に前向きな生活にフィットしているし、柔術をやってから身体のケアにより気を遣うようになりました。練習も夜が多く、お酒を飲むことや、夜のイベント参加も減りました。自分から夜のお誘いをすることが少なくなりましたが、誘われた際は極力行く精神は変わらず持っているので、何かの折にはお声がけいただけたら嬉しいです。(特にランチはフレキシブルに動けるので、ぜひご一緒させてください)
とりあえずの意思表明とブログのリハビリ的に書いたのでここら辺で終えます。今後、何かと柔術を絡めた記事が出てくるかもしれないです。というくらいに向き合って楽しんでいきたいです。
そして、柔術やりたい人ぜひ一緒にやりましょう。やってらっしゃる方ぜひ出稽古に行かせてください。押忍。